メンタルヘルスとは

メンタルヘルスは「精神面の健康」「心の健康」を意味する用語です。ストレスや悩み、不安などの要因によって阻害されます。

心の不調は見てわからないだけでなく、本人であっても不調を自覚できないケースも珍しくありません。ハッキリとした不調を感じる頃になると、すでにメンタルヘルスの状態がかなり悪化しているというケースが多くみられます。

メンタルヘルスが不調になるとどうなるか

メンタルヘルスの不調は、以下のような症状を引き起こします。

• 集中力や判断力の低下
• 物事に対する意欲や好奇心の低下
• 不眠や食欲異常など身体への影響

メンタルヘルスの不調は、活力の低下を招く要因です。睡眠や食欲といった部分にも影響を与え、結果として身体の健康状態も悪化します。

生産性が落ちてしまい、それが理由でさらなるストレスを感じ、より悪化するといった「負のスパイラル」が起こりやすいです。

職場におけるメンタルヘルスケアの重要性

メンタルヘルスの不調を引き起こす要因は多岐にわたります。特に原因となる要素が多く、適切な対処を求められる場所の1つが職場です。

職場でのメンタルヘルスケアを怠ると、以下のような事態を引き起こす恐れがあるので注意しなければなりません。

• 業務の質が落ち生産性が低下する
• メンタルヘルスが不調な人の周囲にいる人も影響を受ける
• うつ病などの精神疾患を引き起こし、休職が必要なケースがある

当人が強い苦痛を感じてしまうのはもちろん、周囲や職場全体への影響も大きくなります。そのため、メンタルヘルスの知識やケアは、マネジメントにおいて必要不可欠です。

うつ病

うつ病はメンタルヘルス関連で特に知られている病の1つです。気分が落ち込む、何事も楽しめなくなるといった抑うつ状態が続きます。不眠や食欲不振などの身体的な症状を引き起こすケースも少なくありません。症状が2週間以上続く場合、うつ病となっている可能性が疑われます。

うつ病の治療には、ストレス要因から離れて休養することが欠かせません。症状や体質などに合わせた精神療法・薬物療法も行われます。

適応障害

特定の状況下において、抑うつ状態や神経過敏などの症状が起こる病気です。暴言・暴力といった過激な行動を取るケースもあります。職場の場合は無断欠勤をする人も少なくありません。うつ病と似ていますが、うつ病は症状が長く続く一方で、適応障害の場合はストレスとなる要因から離れれば落ち着く点が主な違いです。

適応障害の場合、ストレス原因から離れるのが最も効果的といえます。

パニック障害・不安障害

パニック障害・不安障害は、突然不安な気持ちに襲われ、パニック症状に襲われる病気です。動機やめまい、手足の震え、吐き気などの発作が起こります。発作が起こるタイミングを正確に把握するのは困難であり、パニック症状を恐れて外出できなくなるケースも少なくありません。

パニック障害・不安障害の治療では、精神療法と薬物療法の両方が行われます。再発の恐れが大きいため、症状が落ち着いたとみられても薬を飲み続けることが必要です。

メンタルヘルスの不調でお悩みの方は、ぜひメンタルオフィスKaze（カゼ）へご相談ください。教育現場30年以上の経験を有するオーナーが、カウンセリングを通じてストレス緩和のサポートをします。